卒論は芭蕉だった。
これで大学に残ろうと思ったくらいの出来栄えだったが、今は伊良部島で旅館の留守番をしている。
芭蕉がバナナのことだとは、島に来てから教えられた。
私は群馬県生まれなので、尾瀬の水芭蕉しか知らなかった。
俳聖松尾芭蕉は、松尾バナナであり、けっこうぶっ飛んだペンネームだったのだ。
もしかして、吉本ばななはそれを真似したのか。
+ + +
スペイン語だと、主にプラタノplátanoを使い、普通にバナナbanana と言うところもある。国によっては、料理用の硬いやつとフルーツ食で呼び分ける場合もあるらしい。
それはともかく、ペルーのカハマルカで皇帝温泉に入ったあと、
路上で焼きバナナを買い食いした。
何と呼ぶのか聞き忘れたが、想像するとプラタノアサドplátano asadoか(ふつうは焼肉がアサド)。
黒いのと白いのと、二つの粉をパラパラっと振りかけてくれる。
![フルーツ、アウトドアの画像のようです](https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.6435-9/171527479_4606443506040679_6429187581157156828_n.jpg?_nc_cat=107&ccb=1-3&_nc_sid=730e14&_nc_ohc=aaGRzjCqffMAX-qpJEe&_nc_ht=scontent-nrt1-1.xx&oh=6d5551558adf2b887a05f7ea224bb0f3&oe=60993301)