「死ぬかもしれない」と思ったことが一度ある。
ティティカカ湖畔コパカバーナ(標高は3800m超え)の宿に泊まったときのことだ。
息苦しくて一睡もできない。
若い時はペルーの最高峰(6768m)に登頂したこともあるし高さには自信があった。しかしその後肺気胸を3度やった。高山病で亡くなった人のことも知っている。暗闇の中、頭痛はするし吸っても吸っても息苦しくて真剣に「死ぬかもしれない」と思った。
高山病を治すのは高度を下げるしかない。翌早朝バス停に急ぎ、ボリビアの低地コロイコ行きのバスに飛び乗った。
支払い済の太陽の島ツアーがパーになった。
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