それにしても、この花火、手荷物で持ってきたのだったか。だめですよね、ほんとは。

2013/8/21 Fuegos artificiales en la playa Toguchi, Isla Irabu, Okinawa, Japón
渡口の浜で花火大会

長岡、諏訪湖、琵琶湖…この夏、皆様におかれましては高名な花火大会をお楽しみになられたことと存じます。
お盆休暇が終わろうとするある夜、私たちも白砂・渡口の浜において「線香花火大会」を開きました。

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線香花火なのに「大会」と称するにはそれなりの訳がありました。
とあるゲストのご厚意により、用意した線香花火は三種。
「国産」「純国産」「中国製」と表記されています。

すずやかな浜風と寄せる波音をバックグラウンドに、三種を利き比べようという趣向です。

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職人がこしらえたという「純国産」は、クライマックスの大輪の大きさといい、後半の枝垂れの延びる距離といい目を見張るものもありましたが、同じ数だけしょぼく終わり、ムラがありました。
線香花火の長時間保持には技巧が必要なようで、説明書もついていたのですが、真っ暗だし、あらかたいい加減にやったのが原因かもしれません。

比べると「中国製」はどれも安定していて、フツーに楽しめました。
そんなこんなですから、しまいにはどれがどれでもよくなってしまいました。

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それにしても「国産」と「純国産」の違いって何なのでしょう。