何度も何度も読んだ。
文庫版を携えてアマゾン川を下ったこともある。
船中のブラジル人に掲載の写真を見せると興味津々で人だかりができた。
この魚はああだ、食べるとこうだ、土地ではこう呼ぶ、なんだかんだ。
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宿のホームページに写真を一枚、本から拝借したことがある。
著者開高健が、アマゾン川の船上でパイプを燻らせながらハンモックに揺られ読書しているショットだ。
ある時、私の携帯に電話があった。
叱られた。
平身低頭のあと、恐る恐る「どちらさまでしたか」と尋ねた。
共著者というべきか、カメラマン高橋曻さんの奥さんだった。
無断掲載はいけません。
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