アマカから3km(自転車で15分)
伊良部島西側の高台。
風が通り、下地島方面の穏やかな海がかなたまで見渡せます。
サトウキビ畑の真ん中に、6、70センチほどの石が祀るように置かれています。
霊石(たまいし)と呼んでいます。いつもは繁るサトウキビの葉に隠れているので、収穫が終わった春から夏の間にしか見ることができません。* * *
風が通り、下地島方面の穏やかな海がかなたまで見渡せます。
サトウキビ畑の真ん中に、6、70センチほどの石が祀るように置かれています。
霊石(たまいし)と呼んでいます。いつもは繁るサトウキビの葉に隠れているので、収穫が終わった春から夏の間にしか見ることができません。* * *
あたりには、いつのころまでかは不明ですが、集落がありました。
「元島」という部落だったそうです。
霊石の置かれている隣の畑の石垣では、今でも瓦や土器のかけらを見つけることができます。
集会所跡だといいます。
* * *
『伊良部村史』によれば、伊良部では部落のことを「スマ」といいます。
してすると、元島(もとじま)という名からは、伊良部の元となるようなかなり古い部落が想像できないでしょうか。
この石。
信仰にかかわる霊石説のほかに、村長の娘の化粧台、裁判所のものなどの俗説があります。