アマカから150m
ここは、歩くか、走るか、自転車に乗って。ぜひ!
伊良部島マングローブ・ロード。
道は、伊良部島と下地島を隔てる3キロほどの入り江に沿ってあり、南は「渡口の浜」、北は「佐和田の浜」までつづいています。
途中、ところどころ自然の林に遮られながらも、マングローブの愛嬌ある姿がかいま見えます。
佐和田の浜寄りの「たいこ橋」のあたりが、左右に広く広がっている見どころです。
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入り江は、川のように見えるけれども海です。
ちゃんと潮の満ち引きがあります。
けれど地下水や雨水が多く流れ込む特殊な水域なので「汽水域」と呼ばれます。
入り江は潮が引くと干潟っぽくなり、マングローブはそんな塩分濃度の低い湿地を好むといいます。
つやつやした緑の葉はこんもり丸く、たくさんの足のように見える呼吸根(気根)が泥の中へ伸びています。
いかにも南の島らしい光景です。
根づいたばかりの小さいのがぽつんと立っているのを見ると、思わず「かわいー」とつぶやいてしまいます。
夕陽の時間帯なら、あかね雲が水面を彩ります。
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マングローブ・ロードに街灯はほとんどなく、夜は月明かりで歩きます。
月のない日は真っ暗闇ですが、半月以上の大きさだと昼間のように歩けます。