2017/7/11
目標。
チーム5人が「一団となって」宮古島一周114キロを制限時間4時間半以内でゴール。
7月9日、気温30度、湿度90%、夏の真っ盛り。
レースハイライトは、伊良部・池間・来間の三つの大橋を往復で渡ることなのですが、アップダウンがあり風に吹き晒されるので、楽しいのか辛いのか、どちらとも言えません。
それなりにチーム作戦を立ててみたものの、チーム5人で一緒に走るのは初めてのことなので、いくつか思いがけぬ事態が発生しました。
レースならではの面白さでもあります。
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スタートから10キロにも満たない伊良部大橋の上り坂で吉田が「もうダメだー」の呻き声を残して、はるか後方の車群に飲み込まれた。ここで早くもチーム目標は崩壊。
レースの山場・真謝の坂手前40キロ付近で、関山が不注意により縁石に乗り上げ落車し、バイクをひん曲げた上に負傷。さらに一人脱落かと、先行するメンバーを不安に陥れた。
微妙な判断を強いられたのが、74キロ東平安名崎関門付近。
上り坂続きですでに虫の息だった節子が大幅にペースダウンした。残り40キロ、チームは制限時間との闘いに入っていた。苦い決断。永田と関山は、節子をパワフルな岩間に託して先を急いだ。岩間ならぎりぎりまで節子を引っ張ってくれて、いよいよとなったら単独でもゴールできるだろう。
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記しておくべきは、ガンちゃんこと岩間の人間性です。
給水を施し、自らの補給食を与え、最後まで節子の面倒を見通しました。
おかげで節子は奇跡的に回復し、折り返しルートの来間大橋上ですれ違った永田、関山を驚かせました。
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結果。
ばらけたもののチーム・アマカ4人がゴールイン。
残り1人は、いつものように冷房付き回収車に乗って帰ってきました。
応援されると、ほんとうに力になると実感しました
先回りしては声を掛けてくれた応援団の会長、ガジュマルさん、ガミさん、テイさん、タキタさん、そしてミキちゃん、ありがとうございました。
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第10回ツール・ド・宮古島。
アマカ10周年ということもあり、ライムグリーンの新ジャージで挑んだ大会でした。
来年も走りますぞ。
(写真)スタート前、チーム・アマカ(撮影鄭宇仁)。腕の「風」が人格者ガンちゃんです。ジャージ上着が黄色なのはペースメーカーの印です。パンツのほうは、ちゃんとアマカのユニフォームです。
伊良部大橋を渡り終えた序盤10キロ地点のチーム・アマカ。吉田金太郎は叫びとともに、もうすでに闇に消えてしまった。
70キロまでは節子をかいがいしく引っ張った永田選手。
真謝の坂を上る永田と節子。お尻の文字がいいねえ。
転倒してすぐの真謝の坂はきつかった。岩間がやさしくフォローしてくれたので5キロほどで先行する永田、節子に追い付けた。
終盤最大の難関、インギャーの上り坂の手前での応援風景。
先に行ってしまった宿主より約6分遅れて現れた岩ちゃんと節子。「あの2人、見捨てやがったあぁー!」と悲痛の叫びを上げて走り去って行きました。(リポート:鄭宇仁)
ゴール直後。応援団とともに。
打ち上げパーティの完走者4人。功労者岩ちゃん、ありがとう。
レースを振り返り、感極まるコアラ永田。
吉田金太郎選手。だいじょうぶですか?
応援団長たる会長の案内で、今年も効率よく応援していただけました。途中サガリバナを見たりマックに寄ったり、空き時間も楽しんだようです。