アマカから2km(自転車で8分)
島のサトウキビ畑のあちこちが、バリカンが入ったようにすっきりしてきました。
3月に入ると農家のキビ刈り作業は大詰めです。
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伊良部島字伊良部にフナパガーという古井戸があります。
15世紀ころに掘られたとされ、近くのフナパ村、ウポザト村、ウポドウ村の中心にあったといいます。
この井戸に祀られるのが女神。カンザトガー(神里井戸)の男神とともに「夫婦神」として信仰を集めてきました。
さてこのフナパガー、数百年を経ていまでも現役です。
階段を10メートルも下りると、透明な地下水がそよそよ溜まっているのが見えます。
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フナパガーからくみ上げた水は、この時期だけ稼働する伊良部製糖工場へ送られ、ボイラーの冷却などに使われます。
製糖工場の設立が1962年(昭和37)のことですから、かれこれ50年ほど島の主要産業に役立っているわけです。
自転車で井戸巡り。
カンザトガー→ダキフガー→フナパガーとご案内します。